東京への憧れ

今回は自分が東京に対して思っていることを書きまーす

 

 

 今まで自分が知っている最大の都会というのは大阪であった。ギチギチに高層ビルが立ち並び、小さい頃から単純にすごいと思っていたし、梅田や心斎橋に出て揃わないものは現在でもない。実際日本の都会ランキングでは東京の次に大阪が位置し、次いで横浜、名古屋、札幌とくるから大阪はかなりの都会と言って問題ないだろう。これまではそこで話は終わっていたが、少し前からこの大阪を超える東京とは一体どんなレベルなのかが気になりだしていた。

 

 そんなとき、受験で初めて東京を目にする機会がやってくる。18歳での出来事だった。新大阪から新幹線に乗り、車内で勉強をしていると、東京に近づくにつれ田園風景が徐々に変わり始め、建物が目立つようになった。品川のアナウンスが流れる頃には窓の外は目を見張るようなビル群に変わり、初めて来たという補正も相まって非常に興奮したのを今でも覚えている。

 

 東京駅で新幹線を降りると丸の内の景色が広がり、連結している中央線の電車に乗れば東京の街並みの中を駆け抜けていくことになって、テレビや映画、アニメで見た景色が眼前に広がることになる。山手線や東西線に乗り換えれば「君の名は。」で出てきたシーンもあり、非常に感情が高ぶった。また文京区を過ぎる際には中央大、青山学院大などのmarch群や、東工大なども目に入り、その立地の良さに驚きもしたことだ。

 

 ホテルに着き荷物を降ろした自分は、今朝からの興奮を抑えられず勉強などもちろんすることもなく東京観光へと出かけた。渋谷スクランブル交差点から始まり、原宿、銀座、六本木、新宿と各駅を降りて街並みを見て回ったが、まず何より人が多い。大阪も梅田、心斎橋においては相当な数がいるが特に渋谷と新宿では桁違いであった。

 思うに東京が大阪に対して一線を画している点はその都会の広さであろう。大阪も要所要所を切り取ればいい勝負はするだろうが、東京は言うなれば各駅が梅田や心斎橋の規模なのである。またそれぞれの駅が特徴を持っており、異なる文化が路線に繋がれた、数珠のようにして存在しているのも魅力の一つであるように思う。

 

f:id:shitukari:20191125001307j:image

(東京の街並み)

 

 

 自分は滞在期間が1日と短くまだまだ見ていない場所が多い。それでも「東京に出たい」という人々の望みは容易に理解できるものとなった。これからの日本はより一層三大都市圏の開発が加速すると言われており、都市一極集中型になる可能性が高いが自分はそのようにして指数関数的に発展することで東京はニューヨークを抑え、世界都市としてトップに君臨できる日が来ると思っている。(もちろん弊害はあるが)そしてその時には自分は東京に移住している予定である。「東京は住む場所には向かない」と周りは言うが馬鹿の戯言でしかない。なんと言われようと行くと決めたら行く。東京は自分にとってそれほど大きな衝撃であったのだ。